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Fukaya Proctology Department. Specialty Clininc of Anal Surgery and Screening Colonoscopy.

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肛門手術後の生活スタイル・注意事項・合併症

 肛門の手術によって、痔核(血豆・血栓性外痔核などを含む)を切除した、肛門部の余分な皮膚の膨らみ(皮垂)などを切除した、痔ろうで瘻管を切除した、慢性的な治りにくい切れ痔の治療で、潰瘍化した粘膜を切除した、など種類はありますが、全てに共通して言える事は、「肛門部の皮膚、または粘膜の一部を一時的に失った」という事です。

 「皆さんは、皮膚を失った事ってありますか?」と質問されると、少し考えて、「あまりそのような経験は無いような気がしますが…」と思う方が多いようです。

 でも実際は、皮膚を失った経験のない人は殆どいません。一番多く経験するのは、転倒して、膝や、手のひらなどを擦りむいた時です。

 では、「転倒したその瞬間、どんな症状がみられました?」と聞くと、先ほどの質問よりは正解率が高くなり、結果的に言うと、「痛み」と「出血」が生じます。

 つまり、「皮膚が無い」=「痛くて血が出る」と単純に考えて頂ければいいと思います。肛門部の手術の後は、その「現場」が「肛門にあるという事になります。

 もちろん、月日が経過するに従って症状は軽減してきますが、傷の大きさも異なるので、完治するには個人差もあり、1~2ヶ月と、非常に幅が広いのが現状です。また、糖尿病がうまくコントロールされていないと、傷の治癒が遅れることは有名な話です。

 つまり、「痛みと出血」という症状が完全に消えるには、多かれ少なかれ、月単位の時間がかかるという事になります。当然ですが、これは当院で手術を受けたケースに限らず、他の医療機関で手術を受けた場合にも同様に言える事です。

 もちろん、完治するまで入院が必要ではないので、全ての患者様は「排便時には、まだ痛みがあり、患部に当てたガーゼに血液が付着する状態」で退院をする事になります。

 傷が完全に治り、痛みも出血もなくなれば、その時点で初めて「完治した」と言えます。それまでの期間、もちろんあまり無理をしない方がよいというのは当然です。

 しかし、そんな月単位で仕事を休む事も出来ないのは当然で、多少の痛みや出血があっても、その程度により、完治する前の段階で、ほぼ制限のない日常生活・仕事などが可能になります。

 手術を受けた患者さんは、いつから仕事に復帰できるのかが最も気になります。

「いつから仕事に行けますか?」 「いつからスポーツできますか?」

 手術した場所の数、痛みの感じ方には個人差があります。また、仕事と言っても、多種多様で、事務仕事で座ったままの仕事もあれば、いつも外で働く体力勝負のような力仕事の方もいます。

 ですから、一概に「いつから」と答えることはできませんが、傷は毎日修復されていきますから、次第に楽になってくるのは実感きできると思います。これくらいなら、できるかな?という、無理をしない程度の仕事からゆっくりと始めてみるのがよいと思います。

 よくある、腹部の魚の骨のような縫ってある傷の場合は、1週間もすれば抜糸を迎えて傷は閉鎖しますが、お尻の場合は、普通の傷とは違い、排泄の為に傷が開かれ、便を擦り付けながら治さなくてはなりません。

 また、傷の面は常に腸液にさらされている為に、乾燥することが無いので、「かさぶた」もできません。このように、肛門の手術によってできた傷は、非常に過酷に状態にあるために、傷を安静に保事ができないのです。

 傷が完全に治るには、早い人ででも1ヶ月、遅い人では2ヶ月前後かかることがあります。また、痔ろうでも、傷が深かったり、長かったりすれば、当然治癒するまでに時間を要します。

 専業主婦のように重労働でなければ、基本的に自宅での動作なので、特に行動に制限はありませんが、お仕事で長時間座ったままだとか、力仕事、動作を多く伴う仕事といった内容であれば、もちろん、多少の制限を伴うのも仕方ありません。

 たとえ軽い痔核で1泊2日の手術を受けても、傷が治るには数週間という時間がかかりますので、手術後1~2週間程度はあまり無理をしないでください。

 その後、仕事をする、スポーツをする、自転車に乗るなどの動作で、無理がなければいいのですが、可能な限り、控えておいたほうが無難です。

 肛門手術後の最も代表的な合併症は、「術後出血」です。

 ジワジワと出る傷からの出血を受け止める為に、患部に当てていたガーゼで間に合うくらいの出血量であれば特に問題はないのですが、時にそれを超えて、ズボン、座布団、シーツにまで付着するような出血は、当然止めなければなりません。

 私はピンと来ないのですが、女性看護師が女性患者様に説明していたのは、「生理の多い日くらいの出血が続いていたら危険信号」と説明していました。それ以降、女性の患者様には、「そうらしいですよ」と説明しています。

 その出血が入院中に起これば、すぐに対処できますが、退院していたら、手術を受けた医療機関に連絡し、その出血量によっては、緊急入院・緊急手術の適応となります。

 場合によっては輸血が必要になる事もあります。もちろん、そのまま放置したら、大変になることは容易に想像がつくと思います。ですから、想定外の出血があった場合には、速やかに治療を受けた病院に連絡して下さい。

 旅行なども、傷が完治するまでは、控えておいた方が無難です。旅行先で出血などのトラブルに遭遇したら、せっかくの旅行も台無しになりますし、それよりも、重大な後遺症などを残しては、取り返しのつかない状況になるかもしれません。

 「無理をすると出血する」、という訳ではありませんが、そのリスクを高めることになります。「ここまでの動作なら出血しない」、あるいは、「これ以上の動作をすると出血する」という「ライン」は正直存在しません。

 少しでも合併症の発生を低下させる為に、これだけの「注意喚起」をしているのです。

 旅行先も、逃げる事はありませんし、わざわざ体が危険な状況に置かれた時に行く必要はありません。むしろ、そのような予定があるのなら、それが済んでから手術を予定すればいいだけの話です。

 次に、「むくみ(浮腫)」があります。

 手術をすれば、多かれ少なかれ浮腫みが生じます。例えば手首を骨折して、治療しました。どっちが骨折した腕でしょうか?と言って両腕を差し出されれば、だいたい、浮腫んでいる方を指させば正解になります。

 肛門の術後にも、ほぼ全例に浮腫みは生じています。「私は浮腫みは特に感じませんでしたが?」と思っても、それは、気にならないレベルの浮腫みだったからです。むしろそういう方が殆どです。

 しかし、時に手術直後には全く無かった隆起が、術後2~3日してから、急に小指から人差し指の頭くらいの大きさの浮腫んだ組織がポッコリと現れる事があります。

 大きければ大きいほど、隆起が気になりますし、痛みを伴う事もあります。この隆起だけ切除すれば、楽になると思われた場合には、再手術で対処する場合もあります。

 しかし、隆起こそあるものの、「あまり気にならない」という場合は、手術は選択せずに、自然に浮腫みが引くのを待ちます。

 また、更に小さな浮腫みで、皮膚を切除した辺縁が小指の爪よりも小さい隆起が残る場合があります。殆どの方は気になりませんが、どうしても気になるという場合は、その場で局所麻酔し、レーザーでキレイに切除する事も可能です。

 また、患部からの浸出液がまだガーゼに付着するような時期においては、一般的に傷が濡れるような場所、プールや温泉、海水浴などは控えておいた方が無難です。雑菌などが多いので、何らかの感染症をもらう事もあります。

 時に、術後3~4ヶ月経っても、排便時に痛みや、軽度の出血などがみられる場合には、手術によってできた傷が、日常生活の排泄によって、傷が開かれる事を繰り返しているうちに、完全に治りきらずに、慢性的な裂肛として完治せずに残ってしまう場合があります。

 このような症状が続く場合には、遠慮なく、外来を受診していただき、その旨をお伝えください。

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