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え?スマホで撮影!?これが意外と診断の助けになるのです!

まさかそんな事言われると思わなかった!と思う方もいるようですが…。

 「あり得ない」と思うかもしれませんが、実はそれが非常に正確な診断の有力な手掛かりになります。

 肛門には色々な病気は存在しますが、その中でも最も多いのは一般的に素人が言う「いぼ痔」です。もう少し専門的に言えば「痔核」です。いわゆる、肛門付近にポコっと隆起したものは全て「いぼ痔」という事になります。

 しかし、その「隆起」が24時間、常に存在するケースもあれば、毎日排便後ににヒョコっと顔をだし、違和感があるので、自分の指で肛門内に「収納」する方も沢山いらっしゃいます。

 患者様がよく言うのですが、「入れてしまえば痛くもかゆくもないので、大丈夫!」と言います。しかし、実際問題としては、「指で入れなければ収まらないものが肛門から出てくる」という事自体が「異常」なのです。

 「え!そんな事してる人がいるの?」と驚かれる人もいると思いますが、なぜ驚くのかというと、場所が場所だけに、「そういうことをしている」という事を人には言わないからです。産後から30年以上続けている人もよくいます。

 そんな経験を何年も経験している人がどうしてある日突然肛門科を訪れるのでしょうか?それは、キッカケがあったからです。その主なキッカケとは…

①ついに収納できなくなった
②ある日突然大きくなった
③出血した
④痛みが出てきた


 殆どが、どれかに該当します。結局場所が場所だけに、「ある程度の事件」が起きないと、人様に肛門を診てもらおうと思う決心、諦めがつかないのです。それも仕方ないと思います。

 さて、そんな中で、勇気を振り絞って肛門科を受診されても、上に書いたような、「毎日指で収納している人」は、来院時には、もちろん「収納」された状態で来院します。



 「これくらいのが出てくるんです!」と言葉で説明されても、説得性に欠けますし、直腸診をしても、痔核というのは、柔らかいクッションのようなものなので、その大きさを正確に判断するのは困難です。

 実際に出た状態と、おとなしく直腸内に収納されている状態の痔核というのは、時に全く違う姿を現す事があります。いわゆる「豹変」する事があります。

 それを正確に診断するために、最も有力な手掛かりになるのが、タイトルにある「撮影」です。「出ちゃう時は、こんなになっちゃうんです」という「豹変した痔核の真の姿」を写真に収める、いわゆる「痔撮り」です。もちろん、プリントする必要はありません。

 昨今、携帯のカメラ機能の発展はめざまししく、暗くても、補正がうまく効いて、比較的その「状態」がわかりやすい写真が撮れますので、画像の一枚として、画面上で見えれば十分です。

 自分でキレイに撮れる人もいますが、中には配偶者に撮ってもらう方もいます。どちらでもかまいません。とりあえず、一人で困るよりも、パートナーがいれば、知ってもらうのもある意味必要かもしれません。

 出たままの状態で診察に来られる人は少ないので、受診前に、このページにたどり着き、「毎日収納している」という経験をお持ちの方は、ぜひ、排便後の「出た状態」を記録して、その豹変ぶりを写真に収めて来てください。

 痔の大きさ、数などによって、当院で手術が可能か、大きすぎて他院での手術を勧める事になるか、非常に大きな判断材料になります。

 診察の時点で、「これは薬では治らない、手術が必要です」と判断され、仕事の休暇もとり、手術日程を決めて、いざ麻酔をかけて観察したら、「こんなに大きいのでは、局所麻酔では安全に手術ができません。」となるケースもわずかですが存在します(当院では局所麻酔の手術しか行っていないため)

 せっかく仕事の休みを取って迎えた手術で、結果がそれでは、こちらとしても本当に申し訳ないと思います。

 そのような患者様を一人でも減らすために、「痔撮り」は、我々が誤診を減らす、正確な診断・判断を下す事に直結します。

 最も大切なのは、当院での治療可能範囲内の痔かどうか、そして、それを超えた患者様に対して「適した病院を的確に紹介する」という事です。つまり、撮影は、最終的には「自分の為」です。

 ホームページを読んで、「撮ってきました」という方が一人でも増えれば幸いです。当然ですが肛門領域の専門医であれば、「そんな場所写真で撮ってきたの?」と変に解釈する事はまずいないと思います。

 自分のお尻の一番困った状態を画像で準備して頂ければ幸いです。もちろん、可能な方だけで結構です。催促している訳ではありませんので、誤解の無いようによろしくお願いいたします。

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