「どうして がん ができるのか?」

 これは、医学界における大きな問題です。生活習慣、嗜好品、遺伝的素因など、様々な原因が考えられています。母集団の中で考えれば、親や兄弟ががんで亡くなったという方は、そうでない方と比較すれば確率は高いようです。

 40歳代の若さで胃癌で亡くなった有名な方がいましたが、実は、その弟さんも、同じ胃癌で30歳代にして亡くなられていたそうです。やはり遺伝的要素なのでしょうか。他に、外的ながん発生物質としてよく知られているのが「タバコ」です。しかし、タバコ=癌、癌=タバコではありません。タバコを吸わなくてもがんになってしまう人、タバコを吸ってるのにならない人、様々です。これを母集団にして考えると、タバコを毎日20本、20年以上吸ってる人の集団と、吸っていない集団で比較したとき、吸っていた集団に発生が多く認められたという統計結果なのです。

 大腸がんは、食文化の変化(欧米化、肉食傾向)で発生頻度が増えてきました。だからと言って、「欧米食=大腸がん」という考え方も、母集団的な考え方をすれば、あてはまるといわれています。

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