「大腸がんの治療法は?」

 医学が進歩した現在、治療方も様々です。小さく、内視鏡で十分に切除できると判断されれば、お腹を全く切ることなく、内視鏡で切除が可能です。しかし、腸の壁にある程度深く入り込んで内視鏡的治療では取り残しが危惧されるか、内視鏡的には切除できないリンパ節への転移が疑われる場合には、その場所とリンパ節を含めた外科的手術が必要になります。

 結果的にリンパ節転移が無ければ、その時点で治療はいったん終了になりますが、後の病理検査でリンパ節に転移が明らかになれば、数ヶ月間の抗がん剤治療が必要になる場合もあります。後の検査で、肺や肝臓への転移が認められ、手術による切除が可能と思われれば、再度外科的手術に踏み切ることになり、切除しきれない範囲に転移が明らかになれば、さらなる抗がん剤治療が続く事になる可能性が高いと思われます。

 抗癌剤で治らないのか?という質問をよくされますが、この薬を使えばがんが治る!消滅する!!という薬が存在するならば、日本で大腸がんの手術は行われなくなることでしょう。しかし、どこの大病院に行っても大腸がんの手術が頻繁に行われているということは、未だそのような薬は存在しないという事です。我々も、そのような薬があればいいかと、どんなに思うことでしょうか…。

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