「抗がん剤は魔法の薬ではありません」

 退院してから抗がん剤を、1日も欠かさず内服してたのに、検査で再発と言われた!そして、更に強い点滴による抗がん剤治療や、手術などの治療が必要と言われてしまった・・・。

 「なんで??ちゃんと抗がん剤を飲んでいたのに!全然効いていない!!」と言いたくなる気持ちは分かります。

 でも、抗がん剤を飲んで、がんが治り、再発もしないという魔法のような薬であれば、大腸がんに対する治療法として、「手術」という選択肢がこの世の中から消滅するはずです。

 つまり、抗がん剤とは、抵抗するだけなのであって、がんを死滅させる「殺がん剤」ではありません。言い方を変えれば、「がんの成長を遅くする、あるいは停止に近い状態にする。」というのが一番近い表現の仕方かもしれません。中には、同じ薬でもがんでも縮小する人もいます。

 「抗がん剤を服用すれば、再発しない。」
 「抗がん剤を内服しなかったから再発する。」  と言い切ることはもちろんできません。

 「抗がん剤を内服しても再発することがある。」
 「抗がん剤を内服しなくても、再発はしないことがある。」 

要するに、再発する、しないは、ミクロレベルのがん細胞が、体内に残っているのか、いないのか、ということに依存しています。

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