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Fukaya Proctology Department. Specialty Clininc of Anal Surgery and Screening Colonoscopy.

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20代、30代でも大腸内視鏡検査を受ける必要があるのでしょうか?

 結論から言うと、もちろん全員ではありませんが、場合によっては必要があります。

  私自身も、初めて大腸内視鏡検査を受けたのは40歳を過ぎてからでした。そのキッカケは、近隣の病院に勤務する40歳代・医師の進行S状結腸がんを発見した事でした。特に何も症状が無かったという事も刺激になりました。今も患者様には、「40歳を越えたら定期的に」と言っております。

 では、20代、30代の大腸内視鏡検査はどう考えればいいのでしょうか。

 たとえ何歳であっても、肛門から出血したとなれば、やはり重大な病気を心配するのは当然です。ただ、この年代では、「がんは無い」とは言いませんが、「少ない」のは確かです。しかし、我々の立場からすると、この少ない人を割り出さないといけませんし、患者さん本人も、病気が無い事を確定したいと思っているはずです。

 この年代の一番多い主訴(患者様の訴え)は、やはり「血が出た(下血)」です。もちろんその殆どの原因は肛門からの出血なので、検査してみても、結果のほとんどは、「大腸の病気はなし」という事になります。だからと言って、検査が不要な訳ではありませんし、「がん」だけが病気ではないので、他の大腸の出血する病気はあるのなら、見つけないといけません。


 ならば、どうやって内視鏡検査が必要な人を振り分けるか?


 まずは出血に対して、いわゆる「痔の薬」(=軟膏や座薬の類)を処方し、「約2週間程度様子を見ましょう」という事になります。もし、この薬の使用期間中に、心配な症状が消失したら、とりあえずは一安心ですが、中には治ったとしても、「あの時の出血はなんだったんだろう?」と、心配し続ける人もいます。

 その「悶々した気持ち」を解消するには、大腸内視鏡検査をする以外にありません。この、「本人が気持ちをスッキリしたい」という希望がある時点で、40歳未満であっても検査をする適応になります。

 次に、薬を使用しても症状が消えない、あるいは一旦改善されたものの、また薬が切れたら症状が再発した、などという場合には、出血源が肛門以外にある可能性も念頭に置き、検査の適応になります。

 また、職場の健康診断の一環として、大腸がん検診として行われている「便潜血検査」でも、陽性となった方は検査の適応です。一般的には、40歳を越えたら健康診断の一環として組み込まれる事が多いようですが、職場によっては、20代でも30代でも関係なく、全員に行っている企業もあるようです。むしろその方が、個人的にはよいと思います。

 実際に、若い世代でどんな大腸の病気が発見されるのでしょうか?

 前にも述べましたが、「異常なし」が最多(十中八九)です。もちろん、その結論として、「肛門から出血していた」という事になります。残されたわずかな大腸の出血する病気には次のような疾患が挙げられます。

潰瘍性大腸炎

 この病気は、比較的若い人にも発生する大腸に炎症を起こす病気で、下血、下痢、腹痛などを伴います。当院の場合、月に130~140人検査をしていると、平均して2~3人ほど発見されます。治療は、内服薬や、専用の座薬を使用するのですが、「年単位」という長期に及んで薬を使い続ける事が推奨されています。その詳細は、消化器内科等で専門に治療を行っている医療機関も沢山あるので、それらのサイトで調べて下さい。

若年性ポリープ

 若いとは言え、「大腸ポリープ」も珍しくありません。「若年性ポリープ」という、時には、中学生や高校生でも発見されるポリープがあります。長い目で見ても、悪性に変化する事は考えにくいポリープなのですが、やはり大きくなると、出血などの症状が強くなりますので、下血の症状が治らないのであれば、貧血が強くならないうちに発見して、内視鏡的に切除する必要があります。

腺腫性ポリープ

 ポリープの中で最も多くを占めるのが「線種性ポリープ」です。何年もそのまま放置すれば、将来がんに変化する可能性があり、40歳以上の方にも普通に多くみらます。約6mmの大きさを越えたものは、内視鏡での切除が推奨されます。

大腸がん

 皆さんが最も心配している「大腸がん」ですが、数は非常に少ないのですが、存在するのも事実です。

 他にどんな病気があるのだろうか?と、可能性だけを求めてネットの検索をひたすらする方もいらっしゃいますが、そこまで心配するのなら、ネットで必死に検索する労力を、検査を受ける労力に変えた方がいいと思います。


 若くても、何の症状も無いのに、受ける必要がある人とは?

 実はいます。最も注意しておかないといけない遺伝性の疾患、「家族性大腸腺腫症(かぞくせいだいちょうせんしゅしょう familial adenomatous polyposis ; FAP)という遺伝性の病気があります。常染色体優性遺伝という遺伝形式をとり、両親のどちらかがかの病気の遺伝子を持っていると、ほぼ50%の可能性で子供に遺伝します。

 大腸に100個以上のポリープが若いうちから発生し、ほぼ30歳までに大腸がんになると言われています。つまり、治療法は、大腸がんになる前に大腸を手術で全て切除する、という方法しかないと言われています。しかし、ここまで強い遺伝性の病気ですので、その子供は、その情報を知っている可能性もあります。もし、該当するようであれば、20代のうちから検査を受ける必要があります。

 また、このように明らかに遺伝性が確認されている病気以外にも、遺伝性が強く疑われる病気もあり、若いうちから、あちこちに悪性腫瘍が発生るするという症候群もいくつか確認されているものあります。もし、祖父母、親、兄弟などが若くしてどこかのがんを患っていたり、自分自身が、別の臓器のがんを経験していた場合には、それらの可能性を疑い、40歳を待たずに検査を受ける必要があります。


 結局はちょっとした勇気だけ

 心配事があるのなら、「早いうちに白黒ハッキリつける」、そして、適切な治療を受けるというだけです。20代でも30代でも少ないですが、がんは存在します。宝くじのように、「当たって嬉しい確率の低いもの」もあれば、「当たって嬉しくない確率の低いもの」もあります。おおごとになる前に、見つけて対処しておけば良い話です。

 まだ若いからがんの可能性はほぼ無いとか、大腸内視鏡検査はあまり必要ないとか、「あいまいな言葉」で結論付けている場合ではありません。他のページでも解説しましたが、早い段階で見つかれば、治療も楽に終わります。「検査をやっておいてよかった」と思える段階で検査を受けてしまえばいいだけの話です。たとえ、病気が発見されても、されなくてもです。

 結論になりますが、若くても隠れている可能性は否定できないので、少しでも心配事があるのなら、「ちょっと勇気を出して、検査を受ける」という事に尽きます。最終的に、「若くても、不安材料が少しでもあるのなら、大腸内視鏡検査の適応はある」という事になるのです。 

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